Mass Alert × 堀江貴文「崖っぷち人生相談所」|インタビュー

Mass Alertの第三弾シングル『ただ弱いだけじゃなくて僕らは…』リリースを記念して、“ネットお悩み相談企画”、「崖っぷち人生相談所」が開設された。曲のテーマとリンクして、諦めを感じたり挫けそうになったりしている人、世の中に不満を抱いている人たちからHP上でお悩みを募り、打開策を考えようというスペシャル企画だ。

相談員を務めるのは、Mass Alert本人と、あの“ホリエモン”こと堀江貴文氏! 文化人、知識人に強い憧れを抱いているMass Alertが、かねてから「会ってみたい」と願う人物の一人だった堀江氏。堀江氏のブログや著書に触れる中で、「僕とは物の見方が全然違う」と刺激を受けたMass Alertは、「二人でなら、いろんな角度から人々の悩みの相談に乗れるのではないか?」と考え、ラブコールを送った。堀江氏はこの企画を「面白そうだ」と快諾、Mass Alertの念願叶って登場することとなった。

4月某日、初対面を果たした二人。堀江氏は、『ただ弱いだけじゃなくて僕らは…』を聴いた感想を、「ノリがいいね〜! でも、早口過ぎて歌えないですね(笑)」と明かしてのっけから笑いを誘い、一気に距離を縮めた。終始打ち解けたムードの中で、二人は、互いの学生時代の思い出から恋愛論、現役ポストマンMass Alertの勤務先である郵便局の現状(!?)まで多岐にわたってトークを繰り広げていった。

グローバルかつ“目からウロコ”のユニークな視点で物事の本質に鋭く斬り込む堀江氏と、音楽で放つメッセージ同様、「倒れても倒れても、何回も立ち上がって欲しい」と悩める人に温かくエールを送るMass Alert。異色のタッグを組んだ二人が、5/5(水)〜18(火)の応募期間に寄せられた中から特に気になる“お悩み”をピックアップし、さまざまな角度から語り合い、優しく、時に厳しく答えてゆく!

Mass Alert (以下、M) 「はじめまして! よろしくお願いします! 堀江さんとMass Alertの、“崖っぷち人生相談”です」
堀江貴文 (以下、堀江) 「凄いな〜(笑)」
M 「僕はアーティストとして、歌も歌えて、いろいろ知識もあったり…そういう2方向があったら凄くいいなっていう思いがあって。文化人だったり、知識人の方に憧れていまして、堀江さんのブログや本を読んで、『あ、凄いな』と。『物の見方が全然違うな』と。僕とは見方が違うので、いろんな角度から人々の悩みの相談に乗れるんじゃないかな?と思って、お願いさせていただきました」
堀江 「はい、なるほど」
M 「僕の今度のシングルが、『ただ弱いだけじゃなくて僕らは…』っていう曲で」
堀江 「ノリがいい曲だね〜(笑)」
M 「倒れても倒れても、何回も立ち上がって行けたらいいな、と思って書いたんで、今悩んでる人たちに、リリースした記念でお悩み相談所を作って、悩みを書いてもらって、堀江さんと一緒に何か言っていけたらな…と思いまして。よろしくお願いいたします!」
堀江 「あれ、でも、早口すぎて歌えないですね(笑)」
M 「そうですね(笑)。BPMが150ぐらいあるので」
堀江 「はえー! みたいな(笑)」
M 「いやでも、あれをパキッとカッコよく歌うと、オーッ!ってなるかもしれない」
堀江 「いやあ、あれはちょっと、速いでしょ…?」
M 「速いですか? 歌えない感じ?(笑)。今回企画のオファーを受けた時に思ったことや、僕と実際に会ってみてどうでしたか?」
堀江 「いや、面白そうだなあと思って。どういう仕事になるだろうな?みたいな感じのところで。実際に会ってみて、内に秘めてるルサンチマンを曲にぶつけてる! 女にモテるんだ!みたいな感じとはちょっと違って、優しいですよね」
※ルサンチマン…強者に対する弱者の憎悪の感情。深い恨み。
M 「でも僕は草食系なので…モテないです(笑)」
堀江 「やっぱり草食系ですか?」
M 「『(僕を)分かって!』っていう。マイナスからのスタートですね(笑)。『ついてこい!』じゃなくて。『分かって〜! こういう子なんだよ』みたいな。僕はそういうのばっかり曲で書いてます。」
堀江 「やっぱり、そういうふうになってきてるんですかね?」
M 「どうなんですかね。でも、多いと思いますよ。堀江さんは草食系じゃなく“肉食”な感じで人生に向かっていますか?」
堀江 「僕はやりたいことがいっぱいあって、やりたいことのイメージがあって、イメージ通りにならないと、イヤなんですよね」
M 「イメージ通りにならない時は、その状況をどうやって覆していくんですか?」
堀江 「イメージ通りに“なる”んです」
M 「“する”んですか?」
堀江 「“なる”んですよ。“僕が”見てる世の中ですから。僕のワールドですから、皆さんはそこの登場人物なんで、僕的には(笑)。都合のいいようになるように、なってるんです。…っていうふうに勝手に考えてる、おかしい人ですね(笑)」
M 「僕とか、ゆとり世代ではないんですけど、競わない美学になっちゃってて」
堀江 「競わない美学になっちゃってるんですか? それはどこから出て来るんですか?」
M 「皆でゴールテープ切ろう、的な」
堀江 「それはやっぱり、教育の成果だね」
M 「いや、どうなんですかね?」
堀江 「教育の成果だと思いますよ」
M 「僕はそうですね。野球部でも、争ってまでエースナンバー欲しいとは思わない、とか。皆で楽しく。」
堀江 「野球部だったんですか?」
M 「はい」
堀江 「ほんとにそうなんだ?」
M 「ほんとにそうです。皆で笑って、いやあ、いい試合したねって」
堀江 「やっぱり、ゆとり教育ですよ、これ」
M 「世代的には、(ゆとりは)僕らの後って言われてるんですけどね。でも僕の頃にも既に道徳の時間は『皆で仲良く』みたいな感じだったんで」
堀江 「それはやっぱり、教育の成果ですよ。教育って凄いですね。三つ子の魂百までだ」
M 「そうなっちゃってますね。堀江さんたちは、そういう世代ではなかったってことですね」
堀江 「堀江さんはそうじゃなかったのかもしれないけど、そういうことを言う人もいましたよね」
M 「どっちが異端児だったんですか? その当時は」
堀江 「僕なんかは全然そういうのとは関係なしに、『自分がどうやったらうまくいくのか?』ばっかり考えてたので。世の中の仕組みはこうだけど、これはたぶん違うだろうな、そのレールには乗らねえぞ! みたいな。貯金とかも、結局、僕はしないですからね」
M 「運用する?」
堀江 「全部つかっちゃいますからね」
M 「ゼロになるリスクはないってことですよね?」
堀江 「うーん。それより、自分でビジネスを始めるのが一番いいんですよ。僕は商売のやり方がだいたいあって、だからべつにそれをガツガツやらなくてもいいんですけど、知らない人には教えてあげるっていうことをやってるんですよ、最近。僕がやっぱり一番になりたいんですよ。なった時に楽しいじゃないですか。べつに他人を蹴落として、とかは思わないんですよね」
M 「でも、例えばピッチャーだったとしたら、一つの席しかないから、何かしら争うことになりますよね?」
堀江 「でも、蹴落としたりはしないですよ」
M 「正々堂々、フェアにやって」
堀江 「悪口とか言わないですし」
M 「言われるのもイヤだなと思って」
堀江 「僕はどっちかって言うと、言われても全然平気で、やっちゃう系ですね。『へえぇ』『はぁい』って言って」
M 「そんな精神力、凄いですよね…」